個別受注生産型、生産管理システム選択のアドバイス

個別受注生産専用のソフトウエアパッケージはあまり多くありません。
見込み生産中心の生産管理ソフトがBTO(ビルド、ツウ、オーダー)もできますよという形で、
個別受注生産も対応いたしますというものは多くあります。
私が言う個別受注生産のソフトパッケージは、
「原価管理が中心で、部品のマスターに登録しなくても運用ができるソフトを個別受注型生産管理ソフトだよ」とよくお話します。
個別受注型と見込生産型ソフトパッケージは、180度作り方が違います。よく吟味して選択ください。

あと、個別受注型製造業の年商(本来は業務の煩雑量)により適切な物を選んでくださいとお話することもあります。
よくIT投資は年商の1%以内でという決まり文句があります。
まあ、1%以内なら失敗しても経営事態が危なくなることはないでしょうというような意味合いもありますが、
この範囲は是非守って投資された方がよろしいかと私も思います。
それでは年商別に個別受注生産型、企業様においてはどうすればよいのかをお教えしたいと思います。

年商3億未満 Excelなどを利用して、できる限り低コストで導入されることをお勧めいたします。
部品表明細の多い場合は原価管理だけでもできる集計機からはじめてください。
また、販売管理などは市販ソフトで対応してください。
年商3億~9億 生産管理までは必要かどうか微妙なところですね。
年商が3億に近い企業は、まずは原価管理だけでもできる集計機からはじめてください。
あくまでも1%を目安ですので3億の方はハードも含め300万が目安ですね。
年商10億~29億 生産管理システムが必要と思われます。
部品点数もかなり多くなって来ているので人が管理できる限界に近づいています。
一人が納期進捗、価格を管理できる限界は現在手配済みとこれから手配するものと合計して、3000部品が限界です。
パニックを起こすと当然発注ミス、管理ミスが多発します。
人を入れるか、IT化のどちらかの選択が必要です。
年商30億~ 手作りシステム、またはセミオーダーシステムをお勧めいたします。
工場が複数あるので工場別損益を出したい。
部門損益を求めたい。
買掛けも工場別にとかいろんなことが発生します。
ここでパッケージソフトに合わせたらせっかくの特徴を生かせないことになります。
パッケージソフトに合わせるのは、この年商規模では限界に来ています。

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