外部の工場、営業所を接続するVPNの選択

テレワークなどが増えて、外部でも生産管理システムを使いたい要望からVPN接続が増えています。VPNはリモートアクセスVPNと拠点間VPNの二つの接続方式があります。
下記の図のように、本社と各工場、営業所は拠点間VPNになり、モバイルPCなどはリモートアクセスVPNとなります。

使用者側の接続操作としては、リモートアクセスVPNでモバイルPCから接続するときは、タスクバーから下記の図のような接続ボタンを押してからネットワークに入ります。
その後、生産管理システムを起動することができます。拠点間VPNでは使用者側は構内LAN接続と同様に特別な操作もなく生産管理システムを起動することができます。

ワンポイントアドバイスとしては、インターネット回線の速度が遅いと遠隔から生産管理システムを使用するときに遅いと感じることになりますので、各工場、営業所、モバイルPC側の回線速度は最低30Mbpsを維持できる回線を使用してください。
50Mbps以上であればスムーズに使うことができます。200Mbps以上だと構内LANと同等に使用できます。(生産管理システム側の問題で遅くなるケースがあります)
また本社側のVPNルーター選びも大切です。


YAMAHA ギガアクセスVPNルーターRTX1220
IPsecスループット 最大1.5Gbit/s

セキュリティ上最近はIPsecという通信方式を使うことが多くなりましたので、上記のように
IPsecスループットが高速のVPNルーターを選択してください。高いルーターほど高速になります。詳しくはVPNを設置できる業者に相談が必要です。
YAMAHAルーターの場合標準的な設定はWEB-GUIで可能ですが、コマンド操作にて詳細設定が必要な時がありますので、詳しい方に設定頂いたほうがいいかと思います。

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