最近のCADシステムは、OLE対応のものが多くなりました。
簡単に言うと、エクセルにて作成した部品表をCAD図面に貼り付けることができるということになります。
従来は、CADの中で組図右下などに部品表を書き込んでしまいベクトルデータなのでテキストデータに変換しにくいなど問題がありましたが、
OLE対応であれば図面はCADで、部品表はエクセルで作っておき、あとでCADに部品表貼り付けて部品表付きの組図を完成させることができます。
(上記のOLE対応CAD図面に一刻も早く変えて頂きたいと願っております)
この方法で図面作成ができるのなら後は、生産管理システム、又は購買システム側にCSV形式にてデータを渡すだけです。
当然、新規出図、修正、変更などのいろんなケースがありますが、
承認ルールとデータ受け渡し方法の取決めさえすればすればうまく運用ができるはずです。
設計の部品表データを生産管理システム側又は、購買システムに受け渡しができると
①転記ミス、入力ミスがなくなります。
②データ入力工数が大幅に削減できます。
見込み生産企業については、部品マスタで部品コード、部品名、型式、ロット、発注点、仕入先・・・・・など
たくさんの必要項目が入りますのでマスター登録が必要ですが、個別受注形態は在庫品以外は2度と使うことがない部品が多く、
部品を毎回マスター登録をしていては仕事になりません。
「個別受注形態での設計部品表データは現場に直接流す」これが基本です。