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工程管理 / 端末選定

ハンディターミナルか?タブレットか?スマホか?作業実績収集に最適なものは?

工場で作業実績収集を始めるとき、「ハンディターミナルか?タブレットか?スマホか?」と端末選びに悩むケースが多くあります。何台置くか、誰が持つか、何を入力するか――選択肢が多く、判断に迷うのも当然です。
従来から定番だったハンディターミナルは、個人持ちにすると数百万円規模の投資になります。逆に兼用にすると固定設置となり、結局タブレットと変わらなくなります。
このページでは、コスト試算・画面サイズ・情報量という3つの観点から、各端末の特徴と現代的な選び方を解説します。

ハンディターミナルの個人持ち:コスト試算の現実

工場の作業実績収集端末として、宅急便などで使われているハンディターミナルを個人毎に配置する案がよく出ます。しかし実際にコストを試算すると、その規模に驚かされます。

20名の工場での試算例

項目 金額
ハンディターミナル本体(20万円/台 × 20名) 400万円
ソフトウェア・充電兼用送信機など 100万円
合計投資額 約500万円

個人持ちにすると500万円規模になるため、中小工場では現実的な選択肢になりにくいのが実情です。

兼用にすると「固定タブレット」と変わらなくなる

投資額が高いので、5人くらい兼用でハンディターミナルを使うという選択をする工場もあります。しかしこの選択にも落とし穴があります。

兼用にする場合、どこか固定したところに設置してお互いが使い合うことになります。つまり、結局は固定設置でのタブレット使用と変わらなくなります。だったら最初からタブレット・PCで運用した方が、画面も大きく操作も楽です。

「ハンディの兼用」は中途半端な選択

個人持ちには高すぎる、でも事務所集中だと動線が遠い――その中間として「兼用ハンディ」を選ぶケースが多いですが、固定設置するなら画面の大きいタブレットの方が圧倒的に使いやすいのが現実です。
ハンディは「持ち歩くことに価値がある」端末。固定するならその利点が消えます。

ハンディターミナルの画面サイズの限界

ハンディターミナルのもう一つの弱点が画面の小ささです。バーコード読取だけなら問題ありませんが、複数項目を入力する業務では大きな負担になります。

画面が小さいことで起きる問題

現代の工場で求められる情報量の増加

現代の工場では、単純な「開始・終了」のバーコード入力だけでは不十分になってきています。次のような情報を一画面で確認・入力したいニーズが高まっています。

現代の作業者が必要とする情報
  1. 図面情報を現場で見たい(PDF・画像表示)
  2. 品質情報を確認したい(過去の不良履歴など)
  3. 検査情報を入力したい(測定値・合否判定)
  4. 作業手順書を参照したい(写真・動画)
  5. 過去の類似案件のノウハウを見たい

これらを満たすには、ハンディターミナルの小さな画面では限界があります。図面情報を見たいなら、タブレットでなくノートPCの方がいいかもしれません。

端末別の特徴比較

端末 画面サイズ コスト 機動性 適した用途
ハンディターミナル ×(小) 高(20万円/台〜) バーコード読取中心
スマホ △〜○ 低(個人スマホ活用可) 実績入力・カメラ活用
タブレット 据え置き型実績収集
ノートPC ◎(大) 中〜高 図面・複数情報の参照

現代的な選び方:用途に応じて使い分け

2020年代の現代では、「1種類の端末で全部を賄う」という発想ではなく、「用途に応じて複数端末を使い分ける」のが現実的な選択になっています。

推奨される使い分けパターン

用途別の端末選択ガイド
  • 個人持ち・移動が多い → スマホ(個人スマホ活用も可)
  • 工程ごとに固定設置 → タブレット(画面が大きく入力しやすい)
  • 図面・複数情報を参照 → ノートPC(事務所や検査エリアに配置)
  • バーコード大量読取 → スマホ+カメラ(専用機なしで十分)

これらを組み合わせれば、ハンディターミナルを全員に配るよりも大幅にコストを抑えつつ、各工程に最適な端末で実績収集ができます。

インプローブの実績収集ツール

インプローブでは、用途別の端末ニーズに対応した実績収集ツールをご提供しています。

サクスマ(スマホ・タブレット・PC対応)

「サクスマ」は、スマホ・タブレット・PCいずれからも操作できる工程管理ツールです。同じシステムで多端末対応できるため、用途別の使い分けに最適です。サクっと工程Pro・Prevision連携可、サクスマ単独使用も可能です。

サクっとPOP(Windows専用タブレット対応)

「サクっとPOP」は、Windows専用タブレットPCを利用した実績収集ツールです。工程別の固定設置に最適で、画面が大きく現場作業者にとって入力しやすい設計です。バーコードリーダー接続や周辺機器連携の安定性も高いのが特長です。

サクっとスキャン(スマホ対応)

「サクっとスキャン」は、スマホ搭載カメラでバーコード・二次元コードを読み取り、データを参照しながらリアルタイムに実績収集ができるツールです。ハンディターミナルの代替として、コストを大幅に抑えられます。

まとめ|「適材適所」で端末を選ぶ

作業実績収集の端末選びは、「1つの端末で全部解決しよう」という発想を捨て、用途別に最適な端末を組み合わせるのが現代の正解です。ハンディターミナル全員配備は高コストで、兼用にすると結局タブレットと変わりません。

スマホ・タブレット・ノートPCを用途別に使い分ければ、コストを抑えつつ画面サイズ・情報量・機動性のバランスを取れます。図面情報を見るならノートPC、個人持ちならスマホ、固定設置ならタブレット――この使い分けが、現代の中小製造業に最も適した選択です。

「自社にはどの端末が合うか相談したい」「ハンディターミナルからの乗り換えを検討している」というご相談、お気軽にお寄せください。インプローブでは、貴社の工場規模・予算・業務に合わせた最適な端末構成をご提案します。

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